東京都民間保育園協会の広報誌(5月号)に副理事長の菅野映が寄稿いたしました。

東京都民間保育園協会様の広報誌5月号に、当協会の副理事長・事務局長の菅野映が寄稿いたしました。内容を一部抜粋して掲載いたします。

連載第二回 「脳と体幹を刺激するコオーディネーショントレーニング」

1.距離感がつかめない子が増えている!?

4月号では、脳と心と身体に刺激を与える「コオーディネーショントレーニング」について、目的や効果、保育での取り組み方などを紹介させて頂きました。
また、その場でできるトレーニングとして、「寝返り立ち」「くの字運動」「ラディアン」といった基礎的コオーディネーション(Basic Co-ordination)を紹介いたしました。
体験会や研修会に参加された方からは、「一見簡単なように見えて、やってみると意外と難しい…、だけどなぜか面白い!」といった感想を多くいただきます。

第2回となる今回は、距離感の把握や空間認知に関係するコオーディネーショントレーニングを紹介いたします。全国の保育園・幼稚園・認定こども園へ指導や研修で伺った際に、よくお話を聞くのが、人や物にぶっかってケガをしてしまう子どもが増えているという内容です。また、ボール遊びの時に、距離感がなかなかつかめず、飛んでくるボールが顔にあたってケガをしてしまうなど、皆さんもよく目にするシーンの1つかもしれません。そのような時にも、効果的な基礎的コオーディネーションがいくつかあります。

Co-ordination Training
JACOT副理事長・事務局長 菅野 映
 2005年のJACOT設立当初からスタッフとして事業の企画・運営に携わる。徳島大学の荒木秀夫先生と出会い、システム科学から人間行動科学までを網羅した理論と実践法に感銘を受け、2009年に徳島大学大学院へ進学。現在は、JACOT認定講師として幼児から高校生への指導と教員研修など全国での普及活動に励む一方で、ライセンス教本の執筆、会報誌「JACOT通信」や東京都「実践教材集」の編集、映像制作を手掛ける。
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